【堺市SMI都心ライン】自動運転実装コンソーシアム、1月から実証実験 | 建設通信新聞Digital

5月20日 月曜日

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【堺市SMI都心ライン】自動運転実装コンソーシアム、1月から実証実験

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 堺市は、「SMI都心ライン自動運転実装推進事業」のコンソーシアム参画事業者を公募型プロポーザル方式で募集する。参加表明を5月17日まで建築都市局都心未来創造部SMIプロジェクト推進担当で受け付ける。特定通知は、6月24日を予定している。2025年1月から実証実験に着手する。

 30年度を目標にしているSMI都心ラインでの自動運転実装(大型バス運行サービスの実現)を見据え、自動運転レベル4や、インフラ協調システムなどの実証実験に取り組む民間の事業パートナーを募集する。参加資格は、19年度から23年度までの間に「自動運転レベル2」以上で国内の公道での自動運転実証実験で実験主体となった実績があること。

 自動運転実装までの期間を基本に、単年度ごとに事業実施協定を結ぶ。24年度は自動運転レベル2以上の実証実験を行う。ルートは南海本線堺駅から南海高野線堺東駅までの大小路筋を予定、25年1月から2月にかけて35日間、1日6便運行させる。

 実証実験で車両や自動運転システム、道路環境などの課題を把握するほか、停留所に設置された「プラットホーム」にできるだけ隙間なく停車させる「正着実験」も実施する。運行事業は南海バスが担当する。

 SMIは「堺・モビリティ・イノベーション」の略称で、市内拠点を結ぶ新たな公共交通ネットワークとして導入を検討している。21年8月に策定した「SMIプロジェクト素案」で、大小路筋をSMI都心ラインと位置付け、次世代都市交通システム(ART)の導入を目指すとしている。
 

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