浜松市は、「浜松アリーナリニューアル整備に係るアドバイザリー業務」の公募型プロポーザルを公告した。20日まで希望者を募り27日に現地見学会を開く。参加意向申出書は23日まで受け付ける。7月1日にヒアリング審査を行い、3日に候補者を通知する。5日に契約する。上限額は3754万円(税込み)。PFIのRO(改修・運営)方式などによるアリーナ改修を想定し、実施方針と要求水準書案の作成支援や、事業費とVFM(バリュー・フォー・マネー)の再算定などを委託する。履行期間は2026年3月31日まで。
参加資格は、業務委託・賃貸借の業種分類「計画策定・統計業務委託」の認定を受けていることなど。
現施設(中央区和田町808-1)は、1990年6月に竣工した。規模はRC造3階建て延べ3万1144㎡。メインアリーナは最大8000人収容できる。
市は、PFIなど民間活力を導入したリニューアルや、プロスポーツとの連携による利益創出など、アリーナの機能強化を検討してきた。23年度はランドブレインに委託し基本構想をまとめた。特定天井の改修や照明のLED化、プロスポーツ施設の認定基準に合わせた貴賓席やラウンジの整備などを想定している。
今後は、25年1月に実施方針と要求水準書案を公表し、3月下旬に入札公告する。10月に落札者を決め、12月までに協定を結ぶ。設計と工事に2年程度、維持管理期間に15年程度を見込んでいる。