和歌山市は5月21日、JR和歌山駅の駅舎と駅前広場の活性化を目指した基本構想を策定する「和歌山駅まち空間活性化基本構想策定業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。参加申請は31日まで都市建設局都市計画部都市再生課に持参か郵送で受け付ける。7月5日に優先交渉権者を特定し、同月9日に契約を結ぶ。
参加資格は単体。2009年度以降に駅か駅周辺の再整備基本構想を策定する業務を履行した実績。業務では、JR和歌山駅と駅周辺を対象に和歌山県の玄関口にふさわしい再整備を検討し、基本構想を策定する。地域活力向上につながる将来ビジョンも取りまとめる。
業務内容は、上位計画と前提条件の整理、現状分析、課題設定、目標・対象、コンセプトの検討、基本構想の策定、会議運営支援、報告書の作成、打ち合わせ協議。予定価格は3000万円(税込み)。委託期間は25年3月31日まで。対象地は和歌山市美園町5。事業では、和歌山市と和歌山県、JR西日本がJR和歌山駅の駅舎と東口・西口の駅前広場を「駅まち空間」と位置づけ、利便性の向上や交通結節点としての機能充実を目指し、滞留空間を創出する。24年度に検討会を立ち上げ、必要な機能や配置計画を検討する。