理化学研究所は、「『富岳NEXT』のための新建屋設計・施工・維持管理業務調達に係るアドバイザリー業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加申請は14日まで電子メール(nyusatsu_kobe@ml.riken.jp)で受け付け、28日に技術提案者の提出者を選んで通知する。7月9日までに技術提案書を提出し、同月15日にヒアリング後、同月22日に特定する。
参加資格は、理化学研究所の「役務の提供等」でAまたはB、C等級に格付けされ、2020年度以降に同種のアドバイザリー業務を履行した実績があることなど。
事業では、DBO(設計・施工・運営)方式で、富岳NEXTを運用するための新計算機棟を、ポートアイランド2期地区内(中央区港島南町7-1-1)の敷地1万㎡に整備する。
業務内容は、実施方針案と要求水準書案の作成、事業者の選定手続き支援など。提案上限価格は4000万円(税込み)。履行期限は26年3月31日。
富岳NEXTは、スーパーコンピュータ「富岳」の後継機となる次世代計算基盤。開発・整備を進めることで、理研神戸地区に計算科学・計算機科学に関する最先端の研究開発拠点の形成を図る。今後は、26年2月に事業者を公募し、同年10月に特定。12月から設計、27年度に建設に着手し、30年内の供用開始を予定している。