【生産性向上の未来を拓く】施工BIMのインパクト・セミナーに650人 現状分析、最前線事例を紹介 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【生産性向上の未来を拓く】施工BIMのインパクト・セミナーに650人 現状分析、最前線事例を紹介

 日刊建設通信新聞社は20日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールでセミナー「施工BIMのインパクト-生産性向上の未来を拓く-」を開催した。日本建設業連合会のIT推進部会BIM専門部会専門工事会社BIM連携ワーキンググループと連携し、施工BIMの最前線の事例を紹介した。約650人が来場した。オートデスク、グラフィソフトジャパン、大塚商会が協賛し、日建連が後援した。
 基調報告で曽根巨充日建連BIM専門部会主査は「日建連が2011年に施工BIMを提唱し、20年に国交省や日建連が公表する新たなガイドラインにつながっている。わたしたちの仕事に改めてBIMが浸透する上で、20年はターニングポイントになる」と話し、施工BIMの現状を分析した。
 続いて、「国交省試行案件における施工BIM」をテーマに、栃木地方合同庁舎の施工BIMの取り組みについて、関東地方整備局宇都宮営繕事務所と青木あすなろ建設の鴨川滋栃木地方合同庁舎(18)建築工事東京建築本店栃木合同庁舎作業所監理技術者が紹介した。
 また、「専門工事会社(金属工事)と共に歩む設計施工BIM」を山崎裕昭竹中工務店九州支店作業所副所長、有村武明イシクラハードウェア代表取締役、石原祥嗣台灣蛭川金属有限公司執行董事が報告。「初めての施工BIM」をテーマに丸本組の山岸邦亘経営企画室部長、経営企画室の川田彗星氏、小山陽介建築本部建築部建築課工事主任補が取り組みを語った。
 「ものづくりから見た施工BIM」のテーマでは、東芝エレベータの平手和夫BIM拡大プロジェクト参事、下川原恵子プロジェクトエンジニアリング統括部エンジニアリングセンターBIM設計担当と、不二サッシの茶碗谷賢営業本部設計統括部設計業務部システムグループ長次長がそれぞれ施工BIMの取り組みを紹介した。
 大阪会場は22日に開催する。

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