スマートフォンや自動車の電子部品、接合材料、光学材料などのメーカーであるデクセリアルズは、栃木県鹿沼市の鹿沼事業所第2工場内で、延べ2万㎡超えの新しい工場の建設工事に着手した。2026年7月の竣工を目指す。設計施工は鹿島が担当している。
規模はS造3階建て延べ2万3748㎡。建設地は鹿沼市さつき町12-3の敷地7万1000㎡。
現在、第2工場では、スマートフォンや自動車のディスプレーやカメラモジュールなどの基板の接続に使用される異方性導電膜(ACF)を製造しており、世界シェア1位を5年連続で獲得している。新工場の建設は、ACFの中長期的な成長に向けた増産投資として位置付けているという。
スマートファクトリー化や、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の取得を目指すほか、BCP(事業継続計画)を意識したシステムなども導入し、持続可能な工場に向け、準備をしている。