【福島・いわきFC新スタジアム】アクアマリンふくしま西側駐車場が候補地 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

公式ブログ

【福島・いわきFC新スタジアム】アクアマリンふくしま西側駐車場が候補地

現段階のイメージ


 福島県いわき市を拠点とするサッカーJ3・いわきFCの運営会社いわきスポーツクラブ(大倉智社長)は28日、新スタジアム「IWAKI STADIUM LABO(仮称)」の整備候補地を発表した。県有地の小名浜港3号埠頭緑地公園(同市小名浜高山)で、現況はアクアマリンふくしま西側の臨時駐車場となっている。通常四方にある観客席を二方に集約し、5階建てのビルディング棟と多目的広場で4面を囲む。収容人員は8000人-1万人程度を想定する。2027年6月の着工、31年シーズンの開幕に合わせて完成を目指す。

 現在はJ3基準のハワイアンズスタジアムいわきを本拠地としている。施設基準の例外適用を申請し、JリーグからJ1クラブライセンスが付与されているため、「今年6月末までにJリーグに新スタジアムの具体的な整備計画を提出する必要がある」(大倉社長)という。

 いわきスポーツクラブでは、スポーツ庁のスタジアム・アリーナ改革推進事業の採択を受けて、2年ほど前からワーキンググループや市民の意見を聞きながら、事業の検討を進めてきた。

 大倉社長は「重要な海の玄関口で、広域拠点の位置付けであり、交流拠点がある」と候補地の選定理由を述べた上で、「スタジアムはゴールではなく、まちづくりのプロセス。浜通り全体の新しいシンボルとしたい」と強調。特徴的なバックスタンドのビルディング棟には「地域課題や何かを学べる機能などを設けたい」と語った。

 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら