産業ファンド投資法人は、IIF湘南ヘルスイノベーションパーク(神奈川県藤沢市)の増築プロジェクトについて、三菱商事都市開発と基本協定書を締結した。
事業では、敷地内駐車場部分約2万㎡を同社が賃借し、延べ約3万8000㎡の研究開発施設を整備する。2028年度冬の竣工を目指す。
IIF湘南ヘルスイノベーションパークは、「世界に開かれたライフサイエンスエコシステムの構築」や「オープンイノベーションの促進」を目的とし、製薬企業や次世代医療、AI(人工知能)、ベンチャーキャピタルの企業や大学、行政など120社が入居している。創薬分野の研究機関の集積ニーズや賃貸ラボのニーズの高まりを背景に、事業拡大の需要が高まっていた。
所在地は藤沢市村岡東2-26-1。近接地には2032年に村岡新駅が開業予定で、周辺地区の再開発も含めて同パークを起点としたヘルスイノベーション最先端拠点の形成を目指している。
同パークは、産業ファンド投資法人、武田薬品工業、三菱商事を主要株主とするアイパークインスティチュートが運営・管理している。
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