都営南田中団地建替/中高層30棟11万㎡超/32年度から段階的に供用 | 建設通信新聞Digital

8月5日 火曜日

関東・甲信越

都営南田中団地建替/中高層30棟11万㎡超/32年度から段階的に供用

 東京都は、練馬区に位置する都営南田中団地の建て替え事業で、2028年度から工事に着手する方針だ。既存住宅49棟1843戸を除却した用地に、4-8階建ての中高層住宅30棟約1850戸を整備する。住宅などの新設施設規模は延べ約11万0900㎡。工期は40年度にかけて3期に分けて実施し、32-40年度に段階的に供用開始する予定となっている。 東京都環境局が4日、環境影響評価調査計画書を公表した。
 計画地は練馬区南田中3、5、石神井町1、高野台1。西武池袋線練馬高野台駅南西約50m、同石神井公園駅南東約400mに位置する区域約9.85haとなる。
 1966年から84年にかけて建設され、老朽化している当該団地を建て替えることで、バリアフリー化された良好な住宅の供給などによる魅力あるまちづくりを目指す。
 土地利用計画は、住宅等が約6万1200㎡、緑地が約2万5600㎡、駐車場が約2300㎡。このほか公園約8000㎡、公益施設約1000㎡などで構成する。
 事業は、対象区域を住宅、公共(公園)・公益施設、区画道路の三つのゾーンに分割。住宅ゾーンではゆとりある住棟配置や緑豊かな空間形成、公共ゾーンでは住棟の集約によって創出される用地を活用した公園の充実、区有の地域貢献施設を計画している。
 調査計画書の作成業務は、中央クリエイト(中野区)が受託した。