【日建連東北】働く環境やBIM活用を説明し魅力アピール 東北工大生ら大学建築現場を見学 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【日建連東北】働く環境やBIM活用を説明し魅力アピール 東北工大生ら大学建築現場を見学

 日本建設業連合会東北支部の建築技術委員会(野村篤委員長)は2日、東北医科薬科大学(仙台市、高柳元明理事長)が整備を進めている(仮称)同大医学部教育研究棟新築工事の現場で見学会を開いた。設計・監理は日建設計、施工は清水建設・阿部建設JV(阿部正弘所長)が担当している。
 この日は、野村委員長を始めとする同委員会メンバーや東北工大建築学科の学生ら35人が参加した。冒頭、野村委員長は「人口が減少していく中で、建設業界も人手不足に悩んでおり、若い人たちに建築の魅力を伝えることをテーマに見学会を開いている。学生の皆さんには、フレッシュな目で現場を見てほしい」と呼び掛けた。
 この後、阿部所長から工事概要や、5月から実施している現場の4週6閉所の取り組み、タブレット端末の導入、BIMの活用状況などについて説明を受けた。このうち、働き方改革の一環として取り組んでいる4週6閉所については、現場内に休憩所を設けることで、本来の休憩所である現場事務所までの移動時間を短縮し、その分、午前と午後の休憩時間を従来の30分から15分に短くして1日の作業時間を多くしている。
 参加者は阿部所長の説明を聞いた後、内装仕上げや外溝工事が行われている場内をみて回った=写真。
 見学会後の意見交換では、学生から「現在、BIMの勉強をしているが、今後はBIMを使った設計が増えていくか」といった質問が出され、現場担当者は「確実に増えていくと思う。今回使用しているBIMソフトは非常に使い勝手が良い」などと答えた。
 第1および第2の研究棟からなる同施設の規模は、S造7階建て延べ1万6945㎡。第2研究棟は2月に引き渡しを完了しており、第1研究棟は2018年1月末の完成を目指す。

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