【東京都都市整備局とMIC】女子大学生向け工事現場見学会・作業体験会を開催 建設業の魅力を発信 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【東京都都市整備局とMIC】女子大学生向け工事現場見学会・作業体験会を開催 建設業の魅力を発信

 東京都都市整備局とMIC(京都府南丹市、国府三起子社長)は2日、中央区晴海の「選手村トランスポートモール整備工事(30選-1)の現場で、女子大学生向けの工事現場見学会・作業体験会を開催した。都市整備局が土木工事として初めて実施する女性活躍促進モデル工事の現場で、参加した女子学生15人が、女性が働きやすい環境の構築に向けた取り組み状況などを学び、現場で土木の作業を体験した。
 見学会の冒頭、同局から工事概要の説明があり、続いて現場代理人兼監理技術者を務める土鼻亜耶工事部長が「工事は現場作業のほかにも入札や落札、それに関する資料作成や写真管理など、多くの仕事があり、女性の方がより向いている仕事もたくさんある。地図に載る仕事ができるのは誇りになるので、将来一緒にものづくりに携わってみてほしい」と学生らに呼び掛けた。
 同工事は、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックで選手たちが利用するバス停留所(個人バス停32カ所、団体バス停1カ所)の整備などを行っている。
 この日は、U型側溝の整備などが行われており、参加した学生らは側溝の間にモルタルを塗り、接続させる目地塗りの作業を体験。作業道具を手に、現場の技能者たちから教わりながら、作業を丁寧に進めた。
 この後、MICの現場事務所で女性活躍促進モデル試行工事の一環で設置している女性向けのトイレなどの設備も見学した。
 参加した学生らは「男社会だと思っていたが、女性ができる仕事もたくさんあることがわかり、イメージが変わった」と感想を話した。
 土鼻工事部長は「仕事や作業に興味を持ってもらえたようで、手応えを感じた。建設業の魅力を伝えて女性でもやっていけることを伝えていけたら」と話した。

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