神奈川県横須賀市は、Park-PFI(公募設置管理制度)+DB(設計施工一括)方式+指定管理者制度を採用する、「大矢部みどりの公園整備・運営事業」の公募型プロポーザルを実施した結果、日比谷花壇を代表とするグループを事業予定者に特定した。構成員は、ランドスケープデザイン、Tacta建築設計事務所、三浦建築測量、丸孝産業、大神、京浜急行電鉄、京急サービス。カフェ・ショップ、レストランなどのコミュニティー施設、遊具、大規模芝生広場、収穫体験場、展望施設などの整備を提案した。
業務では、大谷部弾庫跡地(大矢部2)の約19haに都市公園や飲食・売店などの収益施設(公募対象公園)を整備し、維持管理・運営を行う。公園として必要な造成やインフラなどの基盤の設計、整備をDB方式で実施し、Park-PFI方式で収益施設や広場、園路などを整備、指定管理方式で維持管理・運営する。
整備合計額の上限は19億0363万円(税込み、以下同)。うち対象施設の整備費の上限は14億5093万円と設定する。事業期間は20年間で、2028年4月1日の供用を目指す。
基本計画によると、▽斜面地▽憩い・にぎわい▽交流・発信▽史跡▽囲まれ(非日常)–の5エリアで構成し、「憩い・賑わい」エリアには芝生広場やコミュニティー施設、「交流・発信」エリアには休憩施設、大型遊具、太陽光発電施設、防災備蓄倉庫、駐車場などを設置する。「囲まれ(非日常)」エリアは、四方を自然に囲まれた特徴を生かすリラクゼーション・滞在の場などの民間機能を導入する。