福岡県筑後市は、新庁舎の基本設計をまとめた。施設規模はRC・S造4階建て延べ約7400㎡。基礎免震構造を採用する。設計は久米設計が担当しており、2026年度中に実施設計をまとめ、27年7月の着工、29年6月の完成を目指す。
現庁舎本館南側に新庁舎を建設し、本館と北別館がある敷地中央と北側に駐車場を設ける。敷地東側の東庁舎は内装を改修する。新庁舎正面ににぎわい広場を設け、国道から敷地を東西に結ぶ屋根付きの連絡通路「アプローチモール」を整備する。
1、2階の低層は、窓口や子育てラウンジ、カフェ、図書ルーム、執務室などを設ける。3階には市長室や災害対策室、サーバー室といったセキュリティーエリアを集約し、4階は議場や委員会室などの議会関係の諸室となる。外観は、田園風景になじむ水平庇(ひさし)を基調とし、北東の風を受ける頂部は筑後の山々や風を意識した特徴的な形状となっている。
BCP(業務継続計画)対策では、地下水熱を利用した輻射(ふくしゃ)空調や、居住域を効率的に空調する床吹き出し空調、自然換気、太陽光発電などを導入する。防災面では、1階床や免震層への雨水侵入を防ぐレベル設定を行い、災害に強い庁舎を構築する。
建設地は大字山ノ井898。計画から施工までの発注者支援業務は阪急コンストラクション・マネジメントが担当。

