【JIA東北・学生卒業設計コンクール】最優秀は柳沼明日香さん(日大)の「モヤイの航海-塩から始まる島の未来-」! 全審査員から満点獲得 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【JIA東北・学生卒業設計コンクール】最優秀は柳沼明日香さん(日大)の「モヤイの航海-塩から始まる島の未来-」! 全審査員から満点獲得

最優秀の柳沼さんと作品模型

 日本建築家協会東北支部(JIA東北、鈴木弘二支部長)は28日、仙台市内のせんだいメディアテークでJIA東北学生卒業設計コンクール2018公開審査会を開いた。応募のあった7校7作品の中から最優秀に柳沼明日香さん(日本大学)の「モヤイの航海-塩から始まる島の未来-」、優秀賞には加藤春奈さん(仙台高等専門学校)の「ゆらぎの守」をそれぞれ選定した。両作品は6月23日に東京都新宿区の新宿アイランドで開かれる「JIA全国学生卒業設計コンクール2018」に同支部選抜作品として推薦される。
 審査は、委員長を務める鈴木支部長を始め、JIA東北の各地域会長ら7人が担当。公開審査会では、制作者によるプレゼンテーションを踏まえた各審査員の投票で最優秀と優秀の両賞受賞作品を選定した。
 このうち、最優秀の「モヤイの航海-塩から始まる島の未来-」は、全審査員からの得票で満点を獲得した。
 作品の舞台は東京都の伊豆諸島で、島内外を結ぶネットワークの軸となる港に、塩業を介して島の伝統文化の継承や観光誘客を促す複合施設の整備を提案した。
 表彰式では、鈴木支部長が受賞者に選ばれた柳沼さんと加藤さんに表彰状を手渡し、栄誉をたたえた。続いて、各審査員が審査講評を述べた。
 これを受けて柳沼さんは「身に余る光栄だ。講評いただいた良い点を伸ばすとともに、改善すべきアドバイスを全国大会に生かしていきたい」と意気込みを語った。
 最後に、鈴木支部長が受賞した2人に「全国大会は高レベルの競い合いになる。提案内容や模型などをしっかりとつくり込み、東北の代表として健闘してきてほしい。われわれの仲間として良い建築をつくり、社会に貢献してくれることを期待している」とエールを送った。
 最優秀と優秀賞以外の出品者と作品名は次のとおり(敬称略)。
 ▽佐藤元気(秋田工業高等専門学校)=融和する創造の場▽谷越楓(東北大学)=空間のコーディネート▽今田恭平(東北学院大学)=緑り処▽今川可南子(東北工業大学)=五所川原ライフスタイルセンター“LOHAS GOSYO”▽佐藤大地(東北芸術工科大学)=新しい保育機関のかたち「緑」。

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