【国産材活用】大建工業が全国植樹祭に富山県産スギの床材など寄贈 天皇・皇后両陛下の「お野立所」に使用 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【国産材活用】大建工業が全国植樹祭に富山県産スギの床材など寄贈 天皇・皇后両陛下の「お野立所」に使用

「お野立所」(イメージ)

 全国植樹祭にご臨席する天皇・皇后両陛下が御座所として使用する「お野立所」=写真はイメージ=の床材と花卉(かき)プランター50基を大建工業が寄贈した。面積は約200㎡で、開催地である富山県産のスギを使用した。
 全国植樹祭は、国土緑化推進機構と開催都道府県が共催し、富山県魚津市の魚津桃山運動公園で5月28日に開かれる。両陛下による「お手植え・お手撒き」行事のほか、県内外からの参加者による式典行事や記念植樹などがあり、約7500人の来場を見込む。
 富山県は大建工業の創業の地で、現在も南砺市にはドアを主体に製造する井波工場があり、収納棚や造作材も生産している。床材となる県産のスギには、同社の独自技術である木材組織にプラスチックを充てん・硬化させて強度を高めるWPC加工を施す。花卉プランターには開発中の県産スギの端材を利用した培土を入れる。
 この取り組みに対して2月15日には、富山市の富山県民会館で木製品寄付贈呈式が開かれ、同社の飯沼友明執行役員住空間事業部長(井波工場長)に、伍嶋二美男富山県農林水産部長から感謝状が贈られた。
 同社は中期経営計画のCSR基本方針で「国産材の活用促進」を掲げる。公共建築物への木材の利活用が推進される中、地方自治体や林業組合と協力して、地域産材の活用提案に取り組んでいる。

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