村本建設は13日、大阪市のホテルアウィーナ大阪で「働く女性の為の心の健康づくりセミナー」を開いた。同社と協力会社から女性60人が参加し、メンタルヘルス対策の専門家4人の講義を熱心に聞いた。
開講を前に杉山祐子総務課長は「心の健康づくりは身近なテーマとなっているが、心の病気についての理解はまだ十分ではない。貴重な人材をメンタル不全で失っていては建設業界に未来はない。メンタルヘルスの知識を身につけて、困っている人のかたわらに寄り添っていただきたい。心の健康状態が心配なとき、まず支えになるのは身近な人だ」とあいさつした。
午後の部は、臨床心理士・カウンセラーで同センター相談員の戸田玲子氏が「聞き上手になるための傾聴の基本」、下口雄山メンタルフィットネス代表・心理カウンセラーの下口雄山氏が「心理療法と自律訓練法を用いたストレスコーピング(対処法)」、建設業労働災害防止協会本部安全管理士の澁谷健一氏が「建設現場のメンタルヘルスと職場環境改善、建災防方式健康KYと無記名ストレスチェック」について講話し、受講者に修了証が授与された。
働く女性のためのセミナーは村本建設パートナーシップ推進室(竹下直史室長)の企画で昨年から始まり、今回で2回目。