【木下建設 】ICT施工現場で見学会 紙芝居や実際の建機で小学生に道づくりを紹介 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【木下建設 】ICT施工現場で見学会 紙芝居や実際の建機で小学生に道づくりを紹介

 木下建設は18日、ICT技術を導入している「すさみ串本道路サンゴ台中央線南地区工事用道路工事」の現場で、小学生を対象に現場見学会を開いた。「同鬮野川西地区改良工事」の職員らと合同で串本町立串本小学校の1年生約20人に道づくりを紹介し、実際に建機を動かす様子を披露した。

建機操作を見学する児童


 2件の工事は、近畿地方整備局のICT活用工事(発注者指定型)。現場では、ドローンを使用した3次元起工測量のほか、3次元マシンコントロールバックホウ、出来形測量や高さ確認に衛星を使用したRTK―GNSSなどの技術を取り入れている。
 児童らに紙芝居で道路工事の過程を解説したほか、実際にブルドーザーやバックホウを操作し、児童らは熱心に作業を見守った。

道路工事の説明を熱心に聞く


 児童から「1日にどれだけ土を掘るの」「ダンプトラック1台でどのくらいの土を運べるの」などの質問があった。同社の河邉真悟所長らは「1日にダンプトラック150杯分掘る。1杯で10t運べる」と回答した。その後、起工測量で使用したドローンで記念撮影した。
 同社の小学生を対象にした現場見学会は過去2回、約2年ごとに開いており、建設業に興味を持ってもらうことを目的としている。
 同工事では8万m3の掘削を行っている。いずれも工期は2月28日までだが、工期延長契約を結ぶ予定でサンゴ台中央線南地区は8月31日、鬮野川西地区は3月29日までとなる見込み。ともに工事場所は和歌山県串本町鬮野川地先。

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