ユニバーサルキャンプTOKYO実行委員会は4月19、20の両日、東京都港区の品川シーズンテラスで「ユニバーサルキャンプTOKYO2019」を開いた。年齢や性別、障害の有無や国籍などにかかわらず、ともに生き生きと暮らせる社会の実現を目指すイベントで、ことしで3回目の開催。芝浦港南地区で活動する企業や地域住民が連携し、広く社会にメッセージを発信することを目的としている。
19日には「ダイバーシティ・マネジメント会議」として、東大大学院の星加良司准教授が「それでいいのかダイバーシティ」と題して講演した。続いて、フォトグラファーの越智貴雄氏、エイブル・アート・ジャパンの柴崎由美子代表、丹青社の東中川華子デザインセンタークリエイティブディレクターがそれぞれの取り組みについて講演。その後、ユニバーサルイベント協会の内山早苗理事長をファシリテーターとしてパネルディスカッションを実施した。東中川氏は「インクルーシブ発想の空間づくり」と題して、丹青社のダイバーシティーへの取り組みや「肥前さが幕末維新博覧会」メインパビリオンの作成を事例として紹介し、「空間づくりを題材として話したが、誰もが同じようにイベントを楽しめる、誰も取り残されないようにするという発想は空間づくり以外でも同じだと取り組みを通じて感じた。日常生活や会社の中でも、誰も取り残されないということが大事なのではないか」と語った。
公式ブログ
【共生社会の実現へ!】「ユニバーサルキャンプTOKYO2019」 ダイバーシティについて講演会など
[ 2019-05-10 ]