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【TOTOギャラリー・間】建築家・中山英之氏「,and then」個展 コンセプト“CINE間” 8/4まで

最終更新 | 2019/06/26 15:38

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 建築家の中山英之氏(中山英之建築設計事務所代表/東京藝術大学准教授)の個展「,and then」が東京都港区のTOTOギャラリー・間で開催されている。過去に建ち、設計者が知らない時間を過ごしてきた5つの建物の「それから」を撮影・編集した映画を眺める小さな上映会「CINE間」という通常の建築展とは異なる新たな手法が好評を博している。会期は8月4日まで。
 中山氏が建築家を志したのは高校生のころ。ある建築ギャラリーで見たザハ・ハディドの展覧会で「雷に打たれたような感覚になった」という。「建築によって自分の世界が開かれた」と、そこから映画や本を始め、さまざまなカルチャー・表現分野に関心を示し始めた。
 東京藝大大学院修了後、伊東豊雄建築設計事務所を経て、2007年に独立。自ら“寡作”と語るように、これまでいくつかの住宅と国内外で小さな公共建築、会場構成やインスタレーション、プロダクトデザインなどを担当した。「1年に1つか2つずつポートフォリオを増やしてきた」ものの、個展の開催には「自分の世界観や考え方、建築家としての思想を伝えるにはまだ早かった」とも。そうした中、「毎日映画館に通っていた学生時代など、映画や本などからさまざまな文化を享受した経験を建築を学ぶ人だけではなく、建築に興味がない人たちにも関心を持ってもらう機会にしたかった」とコンセプトに掲げた“CINE間”の意図を語る。自身は撮影には一切関与しておらず、「コントロールしきれない赤裸々な状態がそのまま映し出されている」と気恥ずかしそうに語る。
 5本の上映作品のうち、『岡田邸』は「親友であり精神的なパトロン」が自邸を撮影したもの。設計当時は3人家族だった世帯構成がその後5人に増えたことで、「駆け出しだった建築家の貧弱な創造力を露呈している。建築ができること、できないこと、建築家の創造力が及ぶこと、及ばないことなどが映り込んでいる」と語る。その一方、この映画の音楽のために、中山氏も愛聴しているという京都のバンド「空間現代」が参加するなど、住み手自らによる編集に深く関連付けられ、たび重なる対話を経て制作された。
 中山氏が「住まい手が変わったことで、当初は個展のリストから外していた」という『2004』は、住宅街に取り残されたクローバーが生えた地面と、その上に50cmだけ持ち上げられた白い木箱のような家。工事のはじめからおかれたダイニングテーブル、浮かべられた建物に出入りする設備配管など、普通のようでどこか普通ではないこの家を韓国出身のアーティストYU・SORA氏のハンドドローイングと写真家・岡本充男氏の35mmフィルム写真で描写した。
 2階建ての大きさでかたちのバラバラな10層の平面が重なった住居兼仕事場の『弦と弧』は、上下するカメラがその場所での朝から晩までの記録となる。この短編で使われている建物内を上下するエレベーターに乗っているような視覚体験ができる全天球カメラの機構を制作したことが「事務所として映画の制作に唯一関わった部分」という。

弦と弧の模型や撮影用カメラを展示

 また、人が来なくなった薬草園を果物と薬草を使った蒸留所に生まれ変わらせた『mitosaya薬草園蒸留所』は、動き始めたばかりのお酒づくりを1人称のカメラが見つめる物語となっている。
 『家と道』は、道を挟んで並んだ素材は異なるが全く同じかたちをした2軒の家。道の下でつながる不思議な空間における日常を4台のカメラで同時に撮影。4曲のピアノ伴奏にあわせて繰り返し再生されるうちに少しずつ関係を持ち始め、5週目で画面が4分割され、4重奏となったピアノとともに同時に再生される。監督は中山氏の事務所に勤務経験があるデザイナーの坂口セイン氏が務めた。

“ロビー”には模型や図面、小道具も

 今回の展覧会では、模型にとどまらず楽譜や撮影機材など建築と映画にまつわるさまざまな小道具などを“ロビー”に展示。5本の映画に加えて、シークレット映像もあるという。会期中は毎週金曜日にトークイベントや映画上映会、ポエトリーリーディングなどのギャラリートークを開催する。上映する作品の関係者や各界で活躍する人たちとの対話を通じて、映画や音楽、建築を横断する思想や哲学、方法論やこの先の創造性などを探る。

CINE間では毎週金曜日にトークイベント

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