【西松建設】神奈川・愛川技術研究所に児童招き防災授業 自然災害の原因と対策を解説 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【西松建設】神奈川・愛川技術研究所に児童招き防災授業 自然災害の原因と対策を解説

 西松建設は3日、社会貢献活動の一環として、神奈川県愛川町の愛川技術研究所に愛川町立中津小学校5年生の児童101人を招き、防災に関する授業を開いた。土木学会関東支部との共催で、防災授業と建設業界の取り組みを紹介した。同小の教員との事前打ち合わせで、近年多発している自然災害に対して、児童らの関心が高いとの意見が出ていたことから、各種災害の発生要因や被害状況、そのための対策や避難方法などについて解説した。

高所作業車から撮影した参加児童

 地震については、東日本大震災や熊本地震などを例に挙げ、発生要因と対策について説明した後、技術研究所所有の大型振動台を使って、震度の異なる数種類の地震を再現し、被害状況の違いを理解してもらった。津波については、高所作業車を使って津波高さを確認してもらうとともに、発生要因とその被害、避難についても説明し、命を守るためにまず逃げることの大切さを確認してもらった。
 集中豪雨や洪水については、被害状況だけでなくハザードマップの整備といった行政の取り組みや斜面モニタリング技術などを紹介したほか、火山の噴火についても避難方法などを説明した。
 授業を終えた児童からは「震度7の揺れを間近に見ることができて、勉強になった。地震のすごさを知った」「地震や津波の仕組みがよく分かった」などの感想の声が聞かれた。

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