【竹中工務店と東京竹和会】建築科の高校生を対象に技能体験会を実施 ものづくりの魅力を伝える | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【竹中工務店と東京竹和会】建築科の高校生を対象に技能体験会を実施 ものづくりの魅力を伝える

 竹中工務店と、その協力会社で構成する竹和会は29日、東京都江東区にある同社の東京本店で建築を学ぶ高校生を対象とする技能体験会を実施。将来の担い手である生徒たちに「建築=ものづくり」の魅力を伝えた。
 技能体験会は31日まで3日間にわたって開催する。初日となった29日は都立墨田工業高校の建築科で学ぶ1年生31人が参加。生徒たちは悪戦苦闘しながらも鉄筋、型枠大工、左官、電気設備、タイル、造作・住設、塗装、CAD操作など躯体から仕上げに至るまで計10職種を体験した。
 技能体験会を主体となって企画・運営する、若手経営者で組織する東京竹和会ユースの栗原教史委員長(栗原工業代表取締役)は「とにかく手を動かしてもらいながら、建築を知ってもらうことが目的。これだけの職種・業種を網羅的に体験できる機会は珍しいのではないか」と話す。
 今回で5回目を迎えるとあって「過去に職業体験に参加した生徒がそれぞれの企業に入社して活躍し始めている。そういった人材は職業体験や現場見学、インターンによって興味をもって入職するから離職しない」と、これまでの取り組みの成果と職業体験の重要性を説く。
 実際に参加した生徒にとっても、この技能体験は将来の進路や職業・職種を選択するための貴重な判断材料となる。生徒を送り出す学校サイドからみても「これから2年生に進級しようかというこの時期は自分がどの方向に進んでいくかを考えさせる絶好のタイミング。モチベーションを上げるためにも非常に貴重な機会になっている」という。
 30日は都立蔵前工業高校の1年生35人、31日は千葉県立市川工業高校の1年生77人が技能体験を行う予定になっている。

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