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【組立簡単・変幻自在】活躍の場いろいろ 日建設計の木質ユニット「つな木」が秘める可能性

最終更新 | 2020/11/10 18:47

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 日建設計が日本の森林保全に欠かせない木材利用の促進を目的に開発した木質ユニット「つな木」が、活躍の場を広げている。ことしはトライアルフェーズとして多彩な「つな木 Challenges」を展開。組み立て・解体・移設が簡単で、同じ部材を使って別の機能に転用できる変幻自在な特徴を生かして、オフィス、医療、アウトドアレジャーの現場で試行設置し、使い勝手の検証を進めている。今後は災害時の臨時避難ユニットとしての活用など新たな可能性も検討する。

仮設医療ブースは発熱外来の診察ブースとして活用


 つな木は、日建設計の新規ビジネス・パイロット・プロジェクトとして、2018年の社内コンペで選ばれた。提案者らが自主的な組織「Nikken Wood Lab」を結成し、部材の研究・開発を進めている。基本ユニットは、角の無垢材とクランプと呼ばれる接合部材、移動用の車輪で構成し、誰もが短時間で容易に組み立てることができる。ブースのほか、デスクや棚、ベンチなど、さまざまな用途で活用できる。

平時にはベンチとして活用しながら保管できる


 6月には徳島県庁のスマート林業課プロジェクト推進室に、個人席11台、会議席(4人席)1台、棚2台の計14台を県職員と徳島県木材協同組合連合会が協力して設置した。設置フロアの半分は従来の非木質空間が残っており、日建設計は県の協力を得て、木質空間と非木質空間それぞれのメリット・デメリットを検証し、物理的・精神的な影響などを探っている。

 10月には 足利赤十字病院(栃木県足利市、小松本悟院長)と協力し、同病院の講堂に、つな木の特徴であるウッド・トランスフォーメーションの概念を取り入れた、仮設医療ブースを設置した。納入した4つのユニットのうち2つを発熱外来の診察ブースとして活用し、使い勝手を検証する。

 仮設医療ブースは45mm角のスギ材、ビニールカーテン、HEPAファンユニットなどで構成し、サイズは横と奥行きが3m、高さはキャスターを含め2.4m。診察ブース以外の2ユニットは、カフェブース、机、ベンチに姿を変えて保管する。

 日建設計は、政府による新型コロナ対応の緊急事態宣言下で、Nikken Wood Lab、医療施設の設計者、エンジニアの横断チームを設置し、パンデミック時に急増する患者を迅速に受け入れる手段として、5月からつな木を活用した仮設医療ブースの開発に着手した。 
 6月ころ、最先端のグリーンホスピタルとして情報発信している足利赤十字病院に提案し、感染症の流行などの非常時に独立した医療ブースが迅速に確保できる点や、ウッド・トランスフォーメーションなどへの共感が得られたことから、導入することにした。
 小松本院長は、「10月から発熱外来を開始したのでブースを有効に使い、検証結果を広く発信していきたい」と述べた。実際の医療現場で使用感を検証し、改善点などをフィードバックする。

 Nikken Wood Labの代表を務める日建設計の大庭拓也設計部門アソシエイトアーキテクトは、「ほぼ完成に近い段階にあるが、医療現場のご意見をうかがいながら最終形にしていきたい」と話した。仮設医療ブースの開発に当たっては、木のささくれによるけがの防止やアルコール消毒できるように木材をウレタン塗装するなどの工夫を加えている。現場からの要望を反映した上で、来春の商品化を目指す。

あいさつする大庭氏


 10月下旬から11月上旬まで、野遊びリーグ(東京都渋谷区、山井太理事長)、デスティネーション十勝(北海道帯広市、後藤健市社長)と、帯広市のポロシリ自然公園で「(仮称)つな木ドーム」の設置トライアルを実施した。

ポロシリ自然公園では「(仮称)つな木ドーム」の設置  トライアルを実施した (日建設計提供)


 45mm角の木材と新たに開発した鉄製クランプを使ったシステム、曲面のテントを組み合わせてドームを設置し、ステイ体験やさまざまなアクティビティーについての実証実験で得たデータを生かしながら、これまでにないグランピング用ドームとしての開発を加速させる。また、コロナ禍での新たな働き方を見据えたワーケーションや屋外会議スペースとしての可能性も探っていく。

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