フランスの宇宙関連のスタートアップ「Interstellar Lab(インターステラーラボ)社」は、地球や月、火星などの宇宙空間で食料・水・空気を生成・再生できる自立型食料生産システム「BioPod」を、ダッソー・システムズの「3D EXPERIENCEプラットフォーム」を使って設計・開発した。
BioPodは、幅6m、長さ10m、高さ4.5mの空気注入式のドームで、基板部に複合材、外郭部にプラスチック膜を使用する。高度な作物栽培技術と予測モニタリング機能を組み合わせることで、屋内栽培設備では栽培できない多様な作物・植物を育てられるという。バーチャル空間上でドームの稼働状態や維持管理をモニタリングし、食料生産や環境データを収集する。3D EXPERIENCEプラットフォームを使い、極端な気候条件下での構造性能だけでなく、酸素と二酸化炭素の適正量や植物の生育に必要な光源レベルなどもシミュレーションした。
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