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【豊かに働く】“現場の声”もとに建設DXを推進 ナカノフドー建設

最終更新 | 2021/12/26 16:32

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 働き方改革の実現に向け、ICTの活用による生産性向上をゼネコン各社が掲げている。いまの現場ではどのようなデジタル化と働き方改革が進んでいるのか。ナカノフドー建設は、多様なICTツールを使い分けるのではなく、フォトラクション(東京都中央区、中島貴春代表取締役)と二人三脚で現場技術者の業務負担軽減につなげる道を選択した。

東松部長(左)と高橋所長


 ナカノフドー建設は、2016年に作業所の業務効率化を目指し、図面管理アプリケーションや社内用メール・スケジュール確認アプリなどを標準搭載したiPadを作業所に配布した。「当初は、タブレットを活用してもらえるようにするため、個々人が好きなアプリを自由に利用できるよう設定した」(浅見晃技術本部技術研究所DX推進室長)とし、17年以降、検査システムや工事管理写真撮影などのアプリも増やした。こうした取り組みで社員のタブレットの習熟は進んだものの、「便利なツールを配っている状態で、ツールを使い切れていない」と感じるようになった。

 そこで、「1つのアプリでさまざまなことができるアプリはないかと探し始めた」という。そんな折、展示会でフォトラクションと出会った。20年度から生産情報一元化システム「Photoruction」と建設BPO(外部委託)サービスを作業所でトライアルして、東京本店、大阪支社、東北支社へと導入を進めた。

 21年度からは名古屋支社、九州支社にも導入して「社内標準アプリ」とすることが決まった。“便利アプリ”の配布から標準化へと切り替えたのは、「現場からは使い勝手が悪いという必ず意見が上がってくる。与えられたアプリを使うだけではそうした声に対応したカスタマイズができない」と考えるようになったからだ。

 現場所長と日々、コミュニケーションを取っている東松清司東京本店建築第二部工事部長も「ツールを紹介すると、標準的な作業だけでなくイレギュラーな作業に対応できるかを所長は常に意識する。所長が『使えない』と思えば、すぐに興味を失う。イレギュラーな作業への対応もフォトラクションと協議して改善できる」と標準化のメリットを語る。

◆現場作業者とともに最適解を模索
 実際に「(仮称)上野御徒町IIアパートメントホテル計画新築工事」でフォトラクションのサービスを活用する高橋浩一所長は「配筋写真を撮る時に配筋図を書いて現場で黒板に貼り付ける手間がなくなり、図面も保存できるので、負担が減っている」と効果を実感している。浅見室長も「黒板の作成やチェックシートの作成といった事務作業もBPOを使えば効率化できる。ミスやチェック漏れを防ぐ道具としてICTを使い、規則どおりに行う業務はBPOを使うことで、生産性向上につながるのではないか」と期待を寄せる。「現場の写真をクラウド上で本社などとも共有でき、PCの不具合による写真の消失といったトラブルもない」(東松工事部長)というメリットもある。ただ、「配筋検査以外の写真とコメントだけの資料をつくるのには手間がかかる」(高橋所長)といった改善要望が上がるなど、日々、フォトラクションと改善に向けた話し合いを続けている。こうした要望に対応できることが、二人三脚でサービスをブラッシュアップする良さだ。

現場でフォトラクションを利用して写真整理の効率化につなげている


 しかし、これだけですべての残業を減らせるわけではない。高橋所長も「日中で仕事が終わるよう、当日の予定を決めておくほか、社員との打ち合わせ回数も減らしている」と工夫を重ねる毎日だ。ペーパーレス化に向け社内の作業所帳票を電子化してフォトラクションのサービス内で利用する取り組みも始め、さらに承認印の電子化も模索しているほか、「クラウドストレージやコミュニケーションツールなどの活用も視野に入れて生産性向上を実現できれば」(浅見室長)と試行錯誤は続く。4月に新設したDX推進室では「デジタル化の全体構想を検討しており、今期中には計画をまとめたい」(同)という。

◆「上野御徒町IIアパートメント ホテル計画新築工事」
 概要はRC造10階建て延べ1202㎡のホテル。工期は20年11月から21年11月末まで。
 建物の階段室と躯体の間には耐震スリットを設置する必要があるものの、所定の位置に適正な数量のスリットが設置されているか、コンクリート打設前に確認する作業は時間と手間がかかる。このため、スリットの部材にICタグを取り付け、端末で読み込めば設置の有無を確認できるシステムを試験導入している。まだ実験段階のシステムだが、「ICTを駆使し、ミスの防止にもつなげたい」(東松工事部長)と話す。



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