【5月に練習場グランドオープン】まちづくりでも連携/横須賀市とマリノス | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

公式ブログ

【5月に練習場グランドオープン】まちづくりでも連携/横須賀市とマリノス


左から横須賀市マスコットキャラクター・スカリン、上地市長、中山社長、波戸氏、横浜F・マリノスマスコットキャラクター・マリノスケ

神奈川県横須賀市がJR久里浜駅近くに整備を進めているサッカーJリーグ・横浜F・マリノスの練習場の名称が「F・Marinos Sports Park-Tricolore Base Kurihama」に決まった。敷地約3万6000㎡に、天然芝のサッカーグラウンド2面やフットサルコートなどを備える。1月に一部供用を開始し、5月にグランドオープンする。

2022年12月26日の名称発表会見で上地克明市長は「マリノス練習場整備事業は、私が市長に就任して以来、最重点施策として特に注力してきた。マリノスは来シーズン、横須賀・久里浜の地から新たな船出を迎える。全力を挙げ、強くサポートしていきたい」と話した。

横浜マリノスの中山昭宏社長は名称について「練習の場にとどまらず、公園のように開かれた施設にするという思いを込めた。市民の皆さんに集っていただき、スポーツを通じて地域振興や地域活性化につなげていきたい」と説明した。

元プロサッカー選手で横浜F・マリノスアンバサダーの波戸康広氏は「練習はもちろん、食事やトレーニング、選手たちのコミュニケーションの場として素晴らしい環境だ」と語った。

市は練習場を横浜マリノスに貸し出す。既にグラウンド1面とフットサルコート、約500席の観客席のほか、選手が利用するトレーニング施設やミーティングルーム、食堂などからなるクラブハウスは完成している。これらの施設は1月に供用する。食堂などの施設は来訪者も利用できる。残る1面のグラウンドと外構は整備中で、5月にグランドオープンする。

施工は全て市内企業が担当し、設計はNTTファシリティーズが手掛けた。

練習場の開設を契機として、横須賀市、横浜マリノス、F・マリノススポーツクラブ、JR東日本、京浜急行電鉄の5者は26日、久里浜地区のスポーツを核としたまちづくりに関する連携基本協定を結んだ。上地市長は「スポーツの力でまちを活性化し、地域の課題を解決する。市民の皆さんがわくわくするようなまちを目指す」と力を込めた。



【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら