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【BIM2024⑯】ファーストクルー 鉄骨部材の詳細化が生産性向上へ

最終更新 | 2024/06/06 14:17

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数量把握で受注競争力も実現

石川氏(左)と高橋氏


 ファーストクルーの鉄骨専用CAD『FAST ZERO』が、BIMソフト『Revit』との連携強化で大きな進化を遂げている。6年前に提供を始めたRevitアドインツール『FAST ZERO for Revit』は、鉄骨建て方計画や鉄骨積算の最適化ツールとしてゼネコンを中心に活用が進む。石川志朗社長は「鉄骨部材の詳細化が生産性向上や数量算出の具体効果として現れている」と語る。

 これまで鉄骨の構造設計ではRevitを使って仕口や二次部材のモデル化が難しかったが、アドインの提供によって詳細な部分までモデル化が可能になった。ゼネコンのBIM導入が進む中で、当初は構造設計担当の納まり検討に愛用されるケースが多かったFASTだったが、最近は生産性向上ツールとして使われるケースが目立ち始めた。

 ゼネコンの中には、FASTで詳細化したRevit鉄骨モデルを鉄骨建て方の計画立案に積極展開している社も出てきた。詳細化によって部材単位の鉄骨重量を厳密に把握でき、そのデータを使ってクレーンの選定や配置に加え、施工ステップについても厳密に検証しており、現場の手戻り解消につなげているという。

Revitアドインツール『FAST ZERO for Revit』


 ファーストクルーの高橋伸明マーケティング部マネージャーは「クレーンのつり単位で鉄骨部材をグループ化できるため、より合理的なシミュレーションが可能になった」と説明する。クレーンの性能や台数などを現場の状況に合わせて最適化でき、明確なコスト効果も導き出せることから、他のゼネコンでも鉄骨建て方の計画立案に活用するケースが目立ち始めている。

 同社は、クレーン施工計画策定支援のRevitアドインソフト『K-D2 PLANNER』を提供するコベルコ建機と協力し、 BIM導入にかじを切った建設会社への営業活動も本格的にスタートした。石川氏は「詳細化した鉄骨モデルデータが基盤にあることで、的確なクレーンの施工計画が立案できる」と、 両ツールの関係性を説明する。

 ゼネコンのBIM導入に後押しされるように、近年は全国各地で活動する地域建設会社のBIM導入も広がりつつある。その多くはまだ干渉チェックなどにBIMを活用している状況だけに、BIMデータを施工計画に有効活用できるFAST ZERO for Revitの効果に関心を示しており、「数社との契約につながっている」という。国土交通省のBIM加速化事業によって、BIMへの関心が地域建設業にも広がり始めていることも追い風だ。

 並行して専門工事業への提案も強化している。元請けのゼネコンをきっかけにRevitの導入に踏み切る専門工事会社も多い中で、高橋氏は「日々の作業で精密な建て方計画を立案している専門工事会社にとって、Revit鉄骨モデルの詳細データは生産性向上の有効な情報になる」と強調する。

 詳細データは、鉄骨数量の算出にも効果を発揮している。FAST ZEROのオペレータ体制を確立し、はじき出した詳細な鉄骨データを受注プロジェクトの数量積算に活用することで、集計表だけでなく、溶接長まで細かく導き出せるため、正確な数量把握が可能になる。ゼネコン自ら鉄骨数量を把握できることで、材料費の最適化が実現し、受注競争力の強化にもつながっている。

 ファーストクルーでは、ユーザーの課題解決に向けてFAST ZEROの進化を推し進めている。鉄骨ファブリケーターや図面製作会社向けにはチームで共同作業ができる機能強化に加え、2次部材限定の設計パッケージも取りそろえた。頻繁にある設計変更では2次部材への早急な対応が求められる。これまで1プロジェクトに設計担当1人が対応していた。高橋氏は「これからは皆で仕事をシェアしながら進めることができる。ファブリケーターにとっての仕事の進め方は大きく変わる」と説明する。

 BIM連携では具体的な成果として、建て方計画の精度向上による工程遅延の解消や、積算精度の向上によるコスト競争力の強化などの成果が見え始めた。石川氏は「リアルタイムに鉄骨接合部まで細かく設計できるようになれば、FAST ZEROとBIMの連携は新たなステージに到達できるはず」と力を込める。

ゼネコンはFASTで詳細化したRevit鉄骨モデルを鉄骨建て方の計画立案に展開



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