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日本大学は10日、同大理工学部建築学科を卒業した建築家・山本理顕氏のプリツカー賞受賞をたたえ、名誉教授の称号を授与した=写真。東京都千代田区の日大理工学部駿河台校舎で取材に応じた山本氏は2024年のプリツカー賞受賞を受け、「これまでどおり、やるべきことをやっていくようにと言われた気がした」とし、自身の建築や社会に対する向き合い方・考え方を強固にしたと思いを述べた。
山本氏による受賞記念講義も開催され、同大の学生を中心に、オンライン参加を含め約1300人が参加した。
山本氏は、自身が提唱する『地域社会圏』の考え方を解説した上で、「建築家はさまざまなアイデアで人をもてなす空間をつくることができる。それがつながっていくことで一つのまちになっていく」と話し、「他者を排除しないもてなす場所」の重要性を強調した。
学生は熱心に講義を聞き、積極的に質問する姿も見られた。