上板橋駅南口駅前東地区市街地再開発組合は、東京都板橋区で計画している「同地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物」の東・中街区の建築プランをまとめた。東街区に延べ約3万㎡、中街区には延べ約1万㎡規模の複合施設を整備する。設計は東街区を大成建設、中街区は長谷工コーポレーションが担当する。施工者はともに未定。
東街区は、RC造地下1階地上26階建て延べ3万7500㎡の施設を建設する。高さは98m。建設地は、上板橋1-1001の敷地4128㎡。2750㎡を建築面積に充てる。2025年1月に着工し、28年7月の完成を目指す。
中街区に建設する施設は、RC造地下1階地上19階建て延べ1万0400㎡で、高さは60m。建設地は、上板橋1-1002の敷地1175㎡。740㎡を建築面積に充てる。25年4月に着工し、27年10月の完成を目指す。
ともに杭基礎を採用する。用途は住宅、店舗、駐車場。
同再開発事業は、上板橋1ほかの敷地約1.7haを施行区域とし、東・中・南の3街区に分けて開発する。南街区はS造5階建て延べ1730㎡の事務所・店舗を整備する。総事業費は約415億円。参加組合員は住友不動産。特定業務代行者は大成建設・長谷工コーポレーション・越野建設・大成ロテックJV。
隣接する同駅前西地区第一種市街地再開発事業では、21年7月に準備組合を設立しており、早期の組合設立を目指している。施工区域は上板橋1ほかの約0.5ha。延べ約3万4500㎡の店舗・住宅・駐車場を整備する。事業協力者は住友不動産、コンサルタントはINA新建築研究所が担当している。