【ダイキン】万博会場に自然エネ空調搭載「氷のクールスポット」 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【ダイキン】万博会場に自然エネ空調搭載「氷のクールスポット」

設置イメージ


 ダイキンは、2025年大阪・関西万博の会場に自然エネルギーを利用する空調システムを搭載した休憩所「氷のクールスポット」を設置する。昔ながらの「氷室」に着想を得た休憩所は、夜間電力を利用して生成した氷を空調機に活用する氷蓄熱空調技術を応用し、氷の冷輻射により冷房するサステナブルな仕組みを採用している。

 太陽光パネルで発電した電力を一部利用して夜間に氷を製造し、室内壁面に表面温度3-8度の氷パネルを並べることで氷室の中に居るような涼しさを再現。内部には約30人が座れるベンチを設置し、木材を多用した内装が安らげる空間を創出する。建物は木造平屋建てで、面積は約70㎡。施工はダイキンアプライドシステムズが担当。

 設置場所は会場南西部にある「進歩の広場」で、25年4月13日から同年10月13日までの会期中いつでも利用できる。同社は『未来社会の実験場』である万博で自然エネルギーを利用した未来の空調機を提供することで、来場者に空気の可能性や価値を伝えることを目指す。

 

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