福岡市は１０日、ＰＦＩのＲＯ（改修・運営）方式を採用する「福岡市博物館リニューアル事業」の総合評価一般競争入札を公告した。ＷＴＯ対象となり、参加申請書は７月７日まで受け付ける。１０月３日に開札する。１２月上旬の落札者決定・公表を予定している。経済観光文化局博物館運営課が担当する。
　参加形態はグループ。設計と工事監理担当は、建築・設備・土木設計のいずれかの登録があり、少なくとも１者以上は１級建築士事務所とする。施工担当は、各工事の種類に応じて、建築の評点９００点以上、電気８６０点以上、管８２０点以上、土木９００点以上などを求める。
　開館から３０年以上が経過し施設・設備の老朽化などの課題を抱える福岡市博物館をリニューアルする。対象は、ＳＲＣ・ＲＣ・Ｓ造３階建て延べ１万６９２０㎡の本館、駐車場、南側広場など。ミュージアムショップとレストランについては、市が定期建物賃貸借契約で貸し付け、事業者が独立採算で管理運営する。予定価格は１８８億９５０１万３０００円（税別）。設計・施工期間は２０２８年９月３０日まで。維持管理・運営期間は４４年３月３１日まで。早良区百道浜３－１－１。敷地面積５万０６４８㎡。