
ネテック氏とイメージパース
オーストリア大使館は10月31日、大阪市のウェスティンホテル大阪でメディアラウンドテーブルを開き、日本国際博覧会に出展する同国パビリオンの概要を説明した。『未来を作曲』をテーマに据え、楽譜をイメージしたらせん状の木造オブジェを配置する外観計画を採用。
『関係性』『アイデア』『未来』の三つの部屋で構成する展示空間は、1869年に同国が日本に贈ったピアノを展示。音符を感じながらオーストリアのイノベーションに触れ、AI(人工知能)サポートを受けた未来の作曲を体験できる内容となっている。
建築面積は900㎡、展示面積は220㎡。工事進捗(しんちょく)率は70-75%。設計とデザインは、ウィーンの建築事務所であるBWMDesigners&Architectsが担当。パビリオン建設を専門とするNussliが総合建設を請け負い、鉄建建設が現地の建設パートナーとして工事を担当する。
プロジェクト責任者を務めるアルフ・ネテック氏は「質の高い音楽・アートを提供する。伝統とイノベーションの側面を皆さんに体験してもらいたい」と話した。
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