【スマートシティ構想】良好なまち持続する仕組み/長谷工グループ | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【スマートシティ構想】良好なまち持続する仕組み/長谷工グループ

HASEKO Well-Doing Smart City概念図


 長谷工グループは、スマートシティ構想「HASEKO Well-Doing Smart City(ウェルドゥーイング・スマートシティ)」を打ち出した。エネルギー・資源、人・活動、土地・空間の三つの循環を掲げ、エネルギーマネジメントによる環境負荷低減やエリアマネジメントを通した暮らしの共助の実現などにより、良好なまちの状態が自律的に持続していく仕組みを構築、提供する。

 社会課題や住まいの在り方、働き方に対するニーズの変化を踏まえて、環境負荷の少ない都市形成や豊かな地域コミュニティー、快適で先進的な住環境、管理・運営に伴う負担軽減などを目指す。各種の取り組みで、持続的に住まいの価値が高まっていく循環の構築と、循環を支える共助の基盤を形成する。

 構想で掲げる循環コンセプトは、▽エネルギー・資源の自律的循環▽人・活動の能動的循環▽土地・空間の流動的循環–の三つ。

 エネルギー・資源では、エネルギーマネジメントシステムを構築して再生可能エネルギーの100%採用やCO2排出量実質ゼロなどにより、環境負荷を低減する。また、環境配慮の教育・啓発などで、自発的な環境配慮への取り組みも促していく。

 コミュニティー活性化や共助の実践を目指す人・活動の循環では、多世代の交流イベント企画、街区全体のエリアマネジメントシステムなどにより、日々の生活の共助の仕組みを構築し、地域や周辺地区を含めた防災・減災の自主的な取り組みを後押しする。

 土地・空間の関係では、間取りを簡単に変えられる可変性ある住戸の提案や、街区全体の住み替えを支援し、住宅に関する費用の低減や住宅のサブスクリプションなどのサービスを提供する考え。

 初弾プロジェクトとして取り組む「(仮称)鎌倉市梶原計画」(神奈川県鎌倉市)では、マンション、戸建て、商業施設を整備し、グループ全体のコンセプトや鎌倉市、深沢地区の地域課題を踏まえた事業・サービスの実装を目指す。


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