
第29興和ビル
日鉄興和不動産とNTT都市開発が、個人施行で進めている「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」の既存施設解体が始まる。東京都中央区にある第29興和ビルの本館と同別館、NTTデータ築地ビルの計3棟の解体工事を田中建設工業が担当することが分かった。12月上旬の着工、2025年12月下旬の完了を目指す。
工事件名は「築地二丁目地区解体工事」。第29興和ビル本館の規模はSRC造10階建て延べ1万1268㎡。別館は同造地下1階地上8階建て延べ3418㎡、NTTデータ築地ビルは同造地下2階地上8階建て延べ1万3060㎡の規模となる。
東京都から認可された施行計画によると、事業では地下3階地上21階建て延べ5万7300㎡の事務所や店舗、駐車場などで構成する複合ビルを建設する。東京メトロ築地駅直結の連絡出入り口と駅前広場を整備し、あわせて大規模交流広場も整備する。総事業費は約432億円。26年度に着工し、29年度の竣工を目指す。事業コンサルタントと基本・実施設計は日本設計が担当している。