【明治大】旧山の上ホテル土地・建物を取得/外観維持して改修 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

公式ブログ

【明治大】旧山の上ホテル土地・建物を取得/外観維持して改修

山の上ホテル(右)と、隣接する明大のリバティータワー(左)


 明治大学は、東京都千代田区の駿河台キャンパスに隣接する旧山の上ホテルの土地と建物を15日付で取得した。外観を維持したまま改修し、ホテル機能を継続させる。

 山の上ホテルは、米国の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計したアールデコ様式の建築物で、日本生活協会の本部として建設された。戦時中は旧海軍、戦後はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が接収して米国婦人陸軍部隊の宿舎として使用され、1954年1月からホテルとなった。数多くの文豪が利用したホテルとしても有名で、建物の老朽化を理由に今年2月に休館した。

 明治大学は、2031年に創立150周年を迎える記念事業の一環として、土地・建物を取得。外観を維持したまま改修工事を実施した上で、専門業者と連携してホテル機能を継続させつつ、学生支援、地域連携、社会連携の機能としての利用も検討している。同大学の新たなシンボルとしたい考え。
 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら