東急不動産が、東京都千代田区のローマ法王庁大使館跡地で計画している「(仮称)千代田区三番町計画」について、既存建物の解体工事を前田建設工業が担当することが分かった。解体工事は2月に着工し、7月末の完了を目指す。
解体する建物の規模は、木・RC造地下1階地上2階建て延べ2336㎡。
新築する建物の規模は、RC造地下2階地上13階建て延べ3万1268㎡。高さは49mで、杭基礎を採用する。用途は共同住宅と駐車場。8月の着工、2029年3月の完成を目指す。
工事場所は、三番町9-18の敷地4743㎡。2451㎡を建築面積に充てる。
千代田区は、「三番町地区地区計画」で土地利用の方針を示している。建設地は、一定規模以上の業務施設の立地の規制や建築物の配置・高さなど近隣の環境に配慮することで、良好な住環境を積極的に維持・創出しつつ、住宅、教育・商業、一定規模以下の業務施設が共存・調和した中高層市街地の形成を図るA地区に位置している。