【動画ニュース】レベル3.5ドローン試験/施設点検の効率化へ/中部・長島ダム管理所 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【動画ニュース】レベル3.5ドローン試験/施設点検の効率化へ/中部・長島ダム管理所

 

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 中部地方整備局長島ダム管理所は14日、ドローンによる効率的な管理施設の点検に向けて、静岡県川根本町の長島ダム周辺で長時間の飛行試験を行った。ハイブリッドドローンを使い、レベル3・5飛行を実施。ダム湖周辺約17㎞を1時間40分かけて飛行した。今後、撮影された映像が実際に施設点検に活用できるか検証していく。

試験で使ったハイブリッドドローン


 従来の点検は、船を使って湖面や周辺施設の変状などを確認している。ドローンの活用によりダム湖の状態によらず点検できるほか、人員や時間の削減、安全性向上が期待できる。

モニターで飛行状況を確認した


 今回実施したレベル3・5飛行は、機上に搭載したカメラで飛行経路下が無人地帯であることを確認しながら飛ぶ方法。レベル3飛行で求められる補助者や周知看板の配置などの立入管理措置が不要となる。同管理所によると、ダムの維持管理を目的にレベル3・5飛行を行うのは全国で初めて。

 ドローンの機体は、ハイブリッドドローン「GLOW・H」を採用した。小型発電機で内臓バッテリーを充電しながら飛ぶため、カメラなどを搭載した状態で2時間程度の長時間飛行が可能だ。また、LTE通信にも対応しているため、操縦者と機体との距離が離れていても、LTE通信圏内であれば遠隔操作や監視ができる。

 

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