【ロッテのファーム移転】基本協定締結、貞元15haに/年度内に基本計画策定/千葉・君津市 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【ロッテのファーム移転】基本協定締結、貞元15haに/年度内に基本計画策定/千葉・君津市

スタジアム完成イメージ(提供:千葉ロッテ)


 千葉県君津市とプロ野球千葉ロッテマリーンズ(千葉市)は、ファーム(2軍)本拠地移転に関する基本協定書を締結した。4月10日に市役所で開いた締結式には、石井宏子市長と千葉ロッテマリーンズの高坂俊介社長が出席した。建設予定地は市貞元地先の敷地約14.8ha。2025年度内に施設規模やスケジュールを盛り込んだ基本計画を策定する。

 市は基本計画の策定に向け、コンサルティング業務の委託も想定している。2030年シーズンの施設開業を目指す。

 建設予定地は、JR内房線君津駅から南に約1㎞の位置にある。現況は農地となっている。市は今後、用地を取得し、都市計画手続きや造成工事に着手する。

 協定書などによると、新たなファーム施設には、▽観客席付き野球場(スタジアム、2000-3000席)▽観客席なし野球場(グラウンド)2面▽屋内練習場▽クラブハウス▽選手寮–などを整備する。このうち、観客席付き野球場と観客席なし野球場(グラウンド)1面、屋内練習場、クラブハウスは市が、そのほかの施設は千葉ロッテマリーンズが整備する。千葉ロッテマリーンズは施設整備や土地利用に対して、市に利用料を支払う。運用期間は供用開始日から30年とした。

 ファーム移設を巡っては、24年2月に移転先の公募を開始した。31自治体から応募があり、3月に君津市に決めた。

 現在の2軍施設は、JR埼京線・武蔵野線の武蔵浦和駅近くにあり、ロッテ浦和球場(さいたま市南区沼影3-8-3)、その隣の浦和室内練習場、近隣にあるマリーンズ寮(RC造3階建て、30室)などで構成している。

 

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