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6月6日 金曜日

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【関西建築家新人賞】新森氏を選出/JIA近畿

受賞作「ペデスタルズ」
(撮影:Benjamin Hosking)


 日本建築家協会近畿支部(JIA近畿)は、第15回関西建築家新人賞の受賞者を、新森雄大氏(1級建築士事務所Niimori Jamison)に決めた。5月29日に綿業会館(大阪市)で表彰式が開かれ、松尾和生支部長が新森氏に表彰状を贈り、栄誉をたたえた。

 受賞理由となった作品「pedestals(ペデスタルズ)」は、神戸市垂水区にある木造住宅を休憩所兼ギャラリーに改修した建物。審査は岸下真理・倉方俊輔・田口雅一の3氏が担当した。審査員長を務めた岸下氏は「ペデスタルズ」について、「現代建築の多くが忘れてしまっている本来の意味での『公共性』を感じることができた」と指摘、設計者の「信念」を最も強く感じさせた新森氏を最優秀に推したと講評した。

 新森氏は「そうそうたる建築家がこれまで受賞してきた名誉ある賞。狭小敷地でのリノベーション案件にもかかわらず、評価してもらい本当にうれしい」と喜びを語った。

 同賞は、近畿で活動する建築家の育成・発掘を目的に45歳以下のJIA会員を対象に実施。今回は2019年1月から25年2月末までに完成した応募者の建築1作品を審査対象に募集した。8氏が応募し、書類審査を通過した3氏が最終審査(現地審査)の対象となった。


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