【JIA】建築家と土着をテーマに 「建築家大会とくしま」が開幕 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【JIA】建築家と土着をテーマに 「建築家大会とくしま」が開幕


 設立30周年を迎えた日本建築家協会(JIA、六鹿正治会長)のJIA建築家大会2017四国阿波踊りの国とくしま大会「建築家と土着-グローカルに生きる」が28日、徳島市のあわぎんホールをメイン会場に始まった。建築を取り巻く「防災」「環境」「AI(人工知能)」という今日的な諸課題に加えて、地域の知恵に基づく「建築家と土着」の意味を見つめ直し、地球規模の視野で考え、地域視点で行動する“グローカル”を体現する建築家の役割と今後のあり方を探る。
 初日の28日には「防災」と「環境」をテーマとする2つのシンポジウムを開催。このうち、JIA各支部からの震災・災害復興支援活動が報告された災害対策全国会議を受けた「防災」シンポジウムは、「日常と非日常のはざま」をテーマに、岡村眞高知大名誉教授、三井所清典芝浦工大名誉教授、建築家の松本純一郎氏と水野宏氏が登壇。それぞれがこれまでの経験を踏まえて、平常時と災害時の界面をなくすフェイズフリーの概念と事前復興のあり方などを議論し、“防災”から“栄続”に意識を転換するためのヒントを探った。
 このほか、日本建設コンサルタンツ協会(JCCA)との協働シンポジウム「誰が景観を創るのか? 多様性と融合」では、前徳島大助教の真田淳子東工大准教授が「これからの農村のあり方~環境・土木・建築・農業・観光」と題して講演した。

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