【ICT土工現場研修】バックホウはMCの有無でかなり違う! 東京理科大生が江戸川河川現場で体験 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【ICT土工現場研修】バックホウはMCの有無でかなり違う! 東京理科大生が江戸川河川現場で体験

指導を受けながらMCバックホウの操作を体験した

 関東地方整備局江戸川河川事務所は20日、千葉県流山市で、建設業の未来の担い手となる大学生を対象にICT土工の現場研修会を開いた。近くに野田キャンパスがある東京理科大から理工学部土木工学科、構造工学研究室、地盤工学研究室の学生や院生ら9人が参加し、江戸川左岸の流山ストックヤード(土砂仮置き場)でICT土工で使用する建機に試乗するなど体験した。現場の工事を受注した金杉建設(埼玉県春日部市)が講師を務め、新和測機、日立建機日本、日本キャタピラー、イマギイレ、コマツ埼玉、TIアサヒ、アクティブソリューション、福井コンピュータが協力した。
 冒頭、同事務所の荻原勇人施設管理課長は、自身も午前中にMC(マシンコントロール)バックホウに試乗したことに触れ、「MCがあるのとないのではかなり違うと感じた」と説明。「きょう一とおり体験していただいた後、もっとこうした方が良いなど率直な意見をいただければ」とあいさつした。

MCブルドーザーに試乗

 その後、現場(H28江戸川管内土砂改良工事)の大島亮監理技術者(金杉建設)が従来の施工技術とICT施工技術について映像を交えながら説明。学生らは、3DスキャナーやUAV(無人航空機)が実際に動くのを見学した。

手前からキャタピラー、日立建機、コマツの3社のMCバックホウ

 さらにMCブルドーザーやMCバックホウに試乗し、指導を受けながら操作を体験した。中でもMCバックホウは、コマツ、日立建機、日本キャタピラーの3社が一堂に会する貴重な機会となった。
 最後は、オクノコトーが万能土質改良機について機械の前で説明した。
 金杉建設は、自社の技術力を向上させるため、MCブルドーザーやMG(マシンガイダンス)バックホウ、GNSS(衛星測位システム)締め固め管理システム、3Dスキャナー、点群処理ソフトなどを保有。外注せずに自前でできるようになることを目標に取り組んでいる。

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