【最新の建設現場を体感!】埼玉建協青年経営者部会らが堤防工事現場でi-Con体験学習会を開催 | 建設通信新聞Digital

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【最新の建設現場を体感!】埼玉建協青年経営者部会らが堤防工事現場でi-Con体験学習会を開催

 埼玉県建設業協会青年経営者部会(真下敏明部会長)と関東地方整備局江戸川河川事務所は7日、埼玉県八潮市内の堤防工事現場で、地元高校生向けの体験学習会を開いた。未来の担い手に、建設業への理解と関心を深めてもらうことが目的で、今回は最新のICT建設機械による施工や3次元測量など、官民を挙げて推進しているi-Constructionを紹介。実体験を通じて、いま建設現場で起きている変化を感じてもらった。
 参加したのは、県立いずみ高校環境建設課の2年生約40人。荒木建設工業(さいたま市)が施工している中川の堤防工事現場が会場となった。
 開催に当たり、江戸川河川事務所の島田裕司副所長は「少子高齢化で担い手が減少する中、建設業でも最先端の技術を導入し、生産性を高めようという取り組みが進んでいる。最先端技術を実際に体験し、建設業に興味を持ってもらえれば」とあいさつした。
 続いて、同部会建設産業向上委員長を務める同社の荒木隆憲社長は「普段の学校での勉強のプラスアルファとして、現場でいろいろなことを体験してほしい。将来、ひとりでも多くの方に建設業を担ってもらえればありがたい」と語りかけた。
 生徒たちは、走行中にブレードが自動制御されるマシンコントロール(MC)ブルドーザーの実演を見学したほか、マシンガイダンス(MG)バックホウと、GNSS(衛星測位システム)を使ったローラーに試乗した。測量の業務効率を飛躍的に高める3次元スキャナーやドローンの操作も体験した。最後には、大型ドローンによる空中からの記念撮影も行った。体験会には、イマギイレ、フタバコンサルタント、新和測機、コマツ建機も協力した。
 会場となった荒木建設工業が施工する「H30八条地区堤防整備工事」では、ICT活用以外に、男女別の快適トイレ設置や週休2日にも取り組んでいる。

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