【建設業の新たな姿を発信】埼玉建協が現場見学会 熊谷工高生「かっこいい」 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【建設業の新たな姿を発信】埼玉建協が現場見学会 熊谷工高生「かっこいい」

 埼玉県建設業協会(星野博之会長)の青年経営者部会(真下敏明部会長)は23日、熊谷工業高土木科の1年生を招いて現場見学会を開いた。未来の技術者と期待される生徒に対して、ICT技術を活用した機器を積極的に導入していることをアピールし、建設業の新たな姿を発信した。生徒からは「建設業のイメージが変わった」など肯定的な発言が多く聞かれ、見学会をきっかけとして建設業に関心を持った様子だった。

真下部会長

 関東地方整備局荒川上流河川事務所との共催。同事務所が発注し、真下建設が埼玉県川島町で施工する「H29入間川川越市上戸災害復旧外工事」の現場で開催した。県内の建設系学校で学ぶ高校生を対象とした現場見学会は4回目。同社の協力会社である東リース、日本キャタピラー、東日本コベルコ建機、シーティーエスが手伝った。
 真下部会長は「さまざまな機械を使いこなせるのは皆さんのような若い力。魅力を感じてもらい、建設業界に飛び込んできてほしい」と呼び掛けた。週休2日制の定着や長時間労働の是正など、建設業が労働環境の改善と業界のイメージアップに努めていることもアピールした。
 生徒は、国土交通省が推進するi-Constructionの取り組みやICT活用工事の説明を受けた後、2Dマシンガイダンス付きバックホウや最新の測量機器の操作を体験したほか、高所作業車にも試乗した。

ICT建機の操作を体験した

 ものづくりが好きで入学した山口皓太郎さんは「現場を初めて見学し、いろいろな機械が使われていることを知って魅力を感じた」と、以前から抱いていた建設業への就職を希望する気持ちが強まったと話した。卒業後は公務員を志望する小林弘実さんは「建設業のイメージが変わった。かっこいい」と感想を述べ、公共工事の発注や監督に関わる技術職も選択肢に入れて将来を考えると話した。

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