福岡県警察本部は5日、篠栗町で建設していた篠栗合同庁舎を報道陣に公開した。同庁舎は、免震構造や天井レス構造、CLT(直交集成板)などを採用し、防災・減災性能の高さが特徴となる。上階には、被災などで県警本部が機能停止した場合、本部機能を代替する「総合対策室」を備える。
交通機動隊庁舎の建て替えに合わせ、警察本部庁舎の科学捜査研究所、鑑識課の機能を移転集約した。犯罪経歴証に関する専用窓口や、音楽隊カラーガードの訓練室を新設した。
災害対策として、基礎部分に免震構造、5、6階の構造壁にCLTを採用し、揺れによる損傷を抑える。主要執務室や研究所の作業室などはつり天井を使わない天井レスとし、災害時の落下物の発生リスク低減を図る。72時間連続運転可能な非常用発電装置も備える。
規模は、庁舎がS造7階建て延べ1万2483㎡、車庫がS造平屋建て1492㎡、付属棟がRC造2階建て延べ248㎡。総工事費は約86億円。設計・監理は大建設計、施工は建築を西松建設・上村建設・岩崎建設JV、機械設備を大橋エアシステム・空研工業・シナノ設備JV、電気設備を平和電興が担当した。
2024年1月に本体着工し、26年2月に完成した。4月1日の開庁後、旧交通機動隊庁舎の解体や駐車場整備に着手する見通しだ。
所在地は篠栗町田中3-4-1。

