常陽建設(茨城県取手市、飯田憲一社長)は26日、下妻市内で現場見学会を開いた。県立藤代紫水高校(取手市)の普通科2年生47人と教師2人が鬼怒川の河川工事現場を見学したほか、建設機械の試乗や測量などを体験した。Atos(埼玉県加須市)、コマツレンタル、アクティオ、レンタルのニッケン、福井コンピュータ、測機社茨城(土浦市)が協力した。
会場は、関東地方整備局下館河川事務所が進めている鬼怒川緊急対策プロジェクトの一環となるH28鎌庭管内整備工事の現場=写真。堤防強化に向け河川敷に長さ約1㎞の工事用道路を整備する内容となっている。
参加者らは、MC(マシンコントロール)バックホウや高所作業車に試乗したほか、遠隔操作式バックホウやミニバックホウ、UAV(無人航空機)、ラジコン重機などを操作。自動追尾TS(トータルステーション)やレベル、GNSS(衛星測位システム)、VR(バーチャルリアリティー)も体験した。
終了後、浜野雅司監理技術者(常陽建設)は「建設業はさまざまな機械を使い、みなさんの力が必要だ。ものをつくる楽しい仕事なので携わってくれるとうれしい」と呼び掛けた。藤田五朗同高校教諭は「いろいろな重機や造る体験ができ、大変勉強になった」と謝辞を述べた。