EARTHBRAINは、スマートコンストラクション を通じてICT施工StageIIの普及に貢献する。AI(人工知能)を活用したシミュレーションで施工計画を最適化するとともに、施工中も現場の変動を反映し、計画を改善してロスを減らしていく。小野寺昭則代表取締役社長は「ICT施工StageIIはスマートコンストラクションにとっては“原点回帰”。正しくデータを活用して生産性を上げ、できた余力でもう1本工事を受注できる“儲かる仕組み”にしていきたい」と語る。
国土交通省は2024年にICT施工StageIIを打ち出し、施工計画シミュレーションを起点にフルプロセスでの3次元データ活用を推進している。小野寺社長は「ICT施工との違いは3次元データで施工計画を作成すること。シミュレーションを活用した施工計画の最適化はスマートコンストラクションが開発当初から思い描いたものであり、全工程で3次元データをフル活用する」と意気込む。
スマートコンストラクションは、3次元の現況と設計(完成)モデルでデジタルツインを構築し、ヒートマップ作成、切り盛り土量計算、仮設道路のルート、建設機械とダンプの取り合い、建設機械の作業範囲などのシミュレーションを通じて資機材や労務、工期、安全リスクなどを最小化する。最適化した施工計画をICT建機に搭載し、マシンガイダンス(MG)などに活用して施工と同期させる。当初の計画と異なる事象やボトルネックがあればその都度計画を改善し、精度を高めていく。
一方、計画を最適化するにはデータの内製化がますます重要になる。施工途中に3次元データを作成する頻度が増えるため、点群データの作成を現場側で自動モデリングして作業負担を軽減する固定局・点群処理デバイス「Smart Construction Edge」を開発している。
国交省は、26年度に施工者希望型、27年度に発注者指定型を開始するなどICT施工StageIIの原則化が予測されるため、同社はスマートコンストラクションを進化させて誰もが簡単にICT施工StageIIを実現できる環境を目指す。AIを活用して施工計画をより簡単に最適化する新サービスについて今夏の発売を目指している。「ロードマップの実現に貢献し、ICT施工StageIIを一般化したい」と見据える。
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