【福岡建協】5工区で躯体・仕上げ工事中! 浮羽工高生が久留米市の大規模現場を体験 | 建設通信新聞Digital

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【福岡建協】5工区で躯体・仕上げ工事中! 浮羽工高生が久留米市の大規模現場を体験

 福岡県と久留米市が共同で建設を進めている久留米スポーツセンター体育館(仮称)武道場棟改築工事(第1工区)の現場見学会が26日、福岡県久留米市で開かれた。福岡県建設業協会(岩崎成敏会長)の協力を得てタイの留学生4人を含む県立浮羽工業高校環境デザイン科1年生34人と教諭3人が参加した。大規模な工事現場を訪れるのが初めての高校生らは、着々と進む現場の様子を体感した=写真。
 久留米スポーツセンター内の県立体育館と市立の武道場、弓道場を総合体育館に建て替える。メインとサブアリーナのほか、柔道場と剣道場の各4面、弓道場を一体的に整備する。規模は延べ1万8815㎡。
 5工区からなる全国的に珍しい工事で、見学した武道場棟(第1工区)の規模はRC・S造2階建て延べ6969㎡。設計は佐藤総合計画・ナカヤマ・トシ設計・アトリエ林田設計工房・エスティ設計JVが担当し、建築は安藤ハザマ・金子建設・栗木工務店JVが担当している。躯体と仕上げ工事を進めており、この日までの進捗率は約80%。2018年2月28日の完成を予定している。
 見学会では、同JVの松永祐助所長が工事概要や施工状況、安全や環境への取り組みなどを説明。現場が実施している4週6閉所や残業40時間の目標設定、女性の活躍推進などの働き方改革に向けた取り組みを紹介した。その後、現場で武道場棟を見て回り、高所作業車や光波測量機器などを体験した。生徒からは建設が進む様子を目の当たりにして「貴重な体験になった」と感想を述べた。
 松永所長は、「見学会を通して建築や現場のことを少しでも理解してくれたらうれしい。若い人が入ってくれるように労働環境の改善を進めたい」と語った。

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