東京都調布市と東京フットボールクラブ(FC東京)は、調布基地跡地留保地で計画する「調布市防災・スポーツレクリエーション公園整備事業」の整備概要を明らかにした。
事業では、西町にある約6万8440㎡の国有地を活用する。北側エリアには、サッカーJ1のFC東京が練習拠点として使用する天然芝フィールド2面やクラブハウス機能を持つ(仮称)運動施設棟(2階建て延べ約5150㎡)などを整備する。南側エリアでは、市の利用計画に示している機能を確保するため、人工芝フィールドや多目的コート、テニスコート、自由広場・西町公園、防災備蓄倉庫(2階建て約600㎡)、公園管理棟(延べ約700㎡)、駐車場などを設ける。平時はスポーツやレクリエーションに利用し、災害時は一時避難場所や物資集積エリアなどの防災拠点として機能させる。
調布基地跡地留保地の活用については、市が2025年12月に「調布基地跡地留保地施設整備基本計画」を策定している。
事業手法は市が主体となり、FC東京の持つスポーツ振興や施設運営の専門性を効果的に活用する。土地取得については、市が敷地全体の3分の1を国から購入し、残る3分の2を無償で借り受ける一方、施設はFC東京側が練習拠点を整備した上で市に寄付し、市が公園全体を運用するスキームとする。
施設の管理・運営は、効果的かつ効率的な対応を図るため、指定管理者制度を基本に検討を進める。財源確保に向けては、補助金の活用やネーミングライツの導入、FC東京と連携したクラウドファンディングなど、あらゆる方策を検討する。
今後のスケジュールは、26年度に用地取得と基本・実施設計を行い、今秋にも整地工事に着手する。施設整備工事は27年2月下旬から28年5月下旬までを予定しており、28年度第1四半期の供用開始を目指す。「調布基地跡地留保地施設整備工事基本設計等業務委託」は、アトリエ尖が担当している。

