【衛生トイレ】屋外排せつって何が危険? LIIXILが「シースルートイレ」設置しPR | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【衛生トイレ】屋外排せつって何が危険? LIIXILが「シースルートイレ」設置しPR

 LIXILは、東京都港区の2017神宮外苑いちょう祭り会場内で、世界の衛生課題について考えるきっかけづくりとして、特別企画「トイレはどこ?」を開催した。国連が世界のトイレ・衛生問題に関する啓発活動を行う日とした、19日の「世界トイレの日」を契機に実施した。
 同社は2020年までに1億人の衛生環境を解決することを目標に、社会課題解決ビジネスを世界に展開する。特別企画では、衛生的なトイレを利用できず、屋外で排せつしている人々の視点を伝える「シースルートイレ」を設置し、シースルーミラーでプライバシーがない場所での排せつ行為を再現。ブースを訪れる人に、屋外排せつには事故や犯罪に巻き込まれる危険性や、衛生問題があることを伝えた=写真。
 同社が途上国向けに提供する簡易式トイレ「SATO」の開発責任者、石山大吾氏は「1日に800人の子どもが下痢性疾患で命を落とす。村や集落全体で屋外排せつをやめる必要がある。労力と時間を要するが、熱意ある現地の生産・流通・施工パートナーとSATOを広げたい」と話した。

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