除雪作業は、積雪により外側線や路肩防護柵の位置把握が難しく、ホワイトアウト時や夜間などでは熟練の技術に支えられてきた。一方、人口減少や熟練労働者のリタイヤなどから将来的な自動化を目指し、北大の野口伸教授と共同研究を進めてきた。
開発した除雪運転支援システムは、車両の位置や車体の向き、作業上の注意情報などをモニターに表示する。実際に作業に当たったオペレーターは、「非常に正確で、10年分くらいの経験が短縮できると感じた」と効果を口にした。
今後、除雪車の作業操作や運転制御技術、高速の除雪トラックなど技術開発を進め、2025年以降に完全自動化への移行を目指す。