【運搬・設置も簡単】パイプやフェンスにも固定できて使い方さまざま! 自立型軽量防音パネル「SPボード」 | 建設通信新聞Digital

5月29日 木曜日

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【運搬・設置も簡単】パイプやフェンスにも固定できて使い方さまざま! 自立型軽量防音パネル「SPボード」

SPボード使用例

 宇部エクシモは、けんせつパーク、三甲、高島の3社と共同で、道路工事や建設現場などで発生する騒音対策を目的にした自立型軽量防音パネル「SPボード」を開発した。ターポリンとメッシュシートを袋状に縫製し、内部に芯材としてポリプロピレン製中空構造板「ツインコーン」を使用している。
 従来の防音パネルは、芯材として主にグラスウール、発泡樹脂シートなどが使われていたが重量が重く、パネル自体が自立しないため仮設パネルや鋼管の骨組みなどに取り付ける必要があり、設置作業に手間と労力がかかることが課題となっていた。
 「SPボード」は、軽量で剛性の高い「ツインコーン」を芯材に採用することで、パネル重量を軽量化。また剛性が向上したため、付属のマジックテープで連結して角度をつけるだけで簡単に自立し、1人でも容易に運搬や設置ができる。パネルの上下左右の端部には、必要に応じて単管パイプやフェンスなどに固定できるようにハトメを複数設けた。
 今回使用した「ツインコーン」は、 片面に小さな孔を開けることで、 ヘルムホルツ共鳴による吸音機能も発現させ、軽量でありながら十分な防音機能も加えた。 さらに、水濡れに強く耐久性にも優れており、騒音対策だけでなく各種工事の仮囲い、 更衣スペース用などの簡易な目隠しとしても活用できるため、 現場作業で多目的に活用できるパネルとして展開する。

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